法貴伶海「Space keeps changing」
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この模型を作ろうと考えたのは、まずなにを主体として作っていこうと考えた時に、浮かんだのが「階段」でした。階段をうまく活用して空間を使うために「踊り場」と「柱」を使って階段をむき出しにできるように設計しました。
イメージは公園や広場を考えていて、階段がなぜ途中で切れていたり、床の角が空いているのは階段を普段登り降りをするところではあるがこの模型は階段で休めたり、話せたり遊べたりできる空間ができると考え作りました。また、角が空くことによって光が入りやすくなったり、シンプルな形ではあるけれど少し複雑に見える。
さらに、どの角度から見ても楽しめるように設計しました。
https://gyazo.com/53a96ac4f6633423dd7fea46208c3bf3
ダイヤグラム
https://gyazo.com/4ef1401648d2dfbf4a38a0b7307c289b
https://gyazo.com/3fa8e38500fb1b4af1cc50730262e150
上の模型写真は本来の模型を逆さにしたもので、階段の説明でもあった途中で切れている部分はもう一つ逆さにした時の出入口としての意味もあります。
このように逆さにも変えれることによって広場、遊び場としての空間の変化を楽しむことができる。
また、この模型は本来の時と逆さにした時の模型も人が入れるように空間を作っています。
講評:規定された外形寸法の中に箱を積み上げるデザイン手法はありがちだが、この提案では、その箱を柱/梁のフレームのみとすること、さらに柱位置を四隅ではなく十字型の開放系とすることにより、複雑かつ魅力的な空間を生み出している。上下運動を象徴する階段の設計に注力し、模型を逆さにしても成立するデザインとすることで、逆説的に「重力」の存在が強烈に表現されており、高い評価を得た。(雨宮)